サルトリイバラ
Smilax china
- 別名  ガンタチイバラ、カカラ
- 分類  落葉つる植物
- 科名  シオデ
- 属名  シオデ
- 原産地  日本、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア
観賞時期など
- 花  4~5月
- 紅葉  11月
- 実  10~11月
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
朱赤色の実が魅力
鋭い刺には注意
サルトリイバラの実
解説
秋に細長いツルのあちこちに朱赤色のかわいい実がついた姿が一番の見どころですが、雌雄異株のため、実は雌株にのみつきます。名前の由来となったサルをも捕らえると例えられる鋭い刺があるので注意が必要です。薬用植物としても知られ、根茎を中国産の山帰来の代用として利用することから和山帰来と呼びます。西日本ではカシワの樹が少ないことから、柏餅を包むカシワの葉の代用として、本種の葉を利用します。手入れ
春と秋の彼岸ごろが植栽の適期で、葉の無い秋から早春までであれば比較的自由に植えられますが、一般的には植栽しません。夏の直射日光が終日当たる場所や高温乾燥地では生育が衰えるので、涼しく湿り気の多い水はけのよい肥沃で午後から半日陰になるような場所に植えます。なお、雌雄異株なので、実を楽しむには雌株と雄株を対で植える必要があります。