サトザクラ ‘御車返し’
Cerasus serrulata ‘Mikurumakaisi’(Prunus serrulata ‘Mikurumakaisi’)
- 別名  ミクルマガエシ、キリガヤツ、 キリガヤ(桐ケ谷)
- 分類  落葉高木
- 科名  バラ
- 属名  サクラ
- 原産地  園芸種
観賞時期など
- 花  4月中旬
- 紅葉  11月
- 実  ー
- 香り  ー
植栽可能域
※緑色部分が植栽可能域
一重の花と八重の花が混じって咲き
車を返して確かめた
御車返しの花
解説
サトザクラ(栽培されている重弁のサクラの総称)の品種の一つで、一重の花と半八重(花弁が6~7枚)の花が混じって咲くことから、この桜のそばを通り過ぎた人たちが、一重か八重かで言い争いになり、乗っていた車を引き返させて確かめたという言い伝えにより、名前がついたといわれています。花は淡紅紫色の大輪で、直径は5cmほどで、品のある美しい花です。古い品種が多く植えられていたことで有名な荒川堤に植えられていたことでも知られています。 (参考資料:新日本の桜 山と渓谷社)手入れ
植栽は葉の落ちた時期であれば比較的自由に行えますが、厳寒期は避けるようにします。日当たりや水はけがよく、肥沃な適湿地を選んで植えます。自然な樹形が美しいので剪定は行わないほうがよく、特に太い枝や幹を切ると、そこから腐れが入って樹形悪化や生育不良の原因となるので、極力切らないようにします。病害虫の発生が多いので、見つけ次第、薬剤等で駆除します。